先に結論
保留で良いと思う
- 数台しか使ってないなら乗り換えてもたいして得しない (c5.large なら1台につき 95$/年 )
- 何十台もあるなら乗り換えたほうが良いかもだけど、少しだけCPUパワーが下がることを念頭に置く
- CPUが AMD系に変わることで、処理速度がおちるかもしれない
2020/08/11 にc5aが東京リージョンに上陸しましたね
c5とc5a 何が違うの?
ざっくり、プロセッサの処理速度が少し落ちて、料金が90%になった
プロセッサの違い
Amazon EC2 C5a インスタンスは 2020 年 6 月にリリースされました。C5a インスタンスは、最大 3.3 GHz の周波数で実行される第 2 世代 AMD EPYC™ 7002 シリーズのプロセッサを搭載し、Amazon EC2 コンピューティング最適化 (C5) ファミリーのインスタンスのバリアントです。
今までのc5が Intel Xeon だったのに対して、AMD EPYC に変わり、CPUパワーが少しだけ下がった
c5.large と c5a.large とを比較すると以下のような感じに
👆2コアの3.4GHz
👆2コアの3.3GHz
AMDとIntelで特性の違いってあるの?
PEXT/PDEP という命令が遅いらしいけど、それが具体的にどんな時に使われるのかはちょっと分からない
AMDの時だけ処理が遅いなーって時は、これを疑うと良いかも
料金の違い
largeのオンデマンド料金で比較した場合、c5aの方が90%ほど安い
- c5.large が
0.107USD/時間
- c5a.large が `0.096USD/時間
c5 ユーザはさっさと c5a に乗り換えたほうが良いの?
既存の c5 はそのままで、新しくサーバを立てるときには c5a を使うのが良さそう
理由
- c5.largeで 95$/年 程度と、大した額得しないので(リサーブドとか、Compute Savings Plans 使ってるともっと低い)
- 何十台もc5系を使っている会社なら、c5a に更新したほうが良いかもしれない